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☆シルバー・オーバーレイ☆梅の模様のティー・ポット 工芸品
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☆シルバー・オーバーレイ☆梅の模様のティー・ポット
◎シルバー・オーバーレイ(silver overlay)は19世紀末から1920年代のアール・デコ期まで、約50年間作られた、非金属（木や陶器、ガラスなど)に純銀を付着させる(オーバーレイ)技法で、アメリカで発明されました。最初期は前面に銀を付着させ、表面に模様を削り出したものですが、アール・ヌーボー期になると、模様の部分だけ銀を付着させた後、（付着させない部分はマスクしました）いろいろなパターンを削り出しています。この頃の銀は厚みがありますが、次第に簡略化され、アール・デコ期には銀の厚みも薄くなり単純な幾何学パターンが増えて行きます。
この技法は、コストと時間がかかるため次第に廃れてしまいます。
その後、シルバー・オーバーレイに似せ、水銀を筆でガラスなどに付着させた製品が出てきますが、これはシルバー・オーバーレイとは呼べない粗悪な製品です。
◎ジャパネスクの模様のシルバー・オーバーレイです。底が銀で覆われていますので、焼き物のマークがわかりませんが、レノックス社の製作だと思います。陶製の茶漉しが付属しています。茶こしは傷がありますので、写真を参照してください。陶器にに傷はなく、銀の剥がれなどもない綺麗な状態です。1900年頃・アメリカ
◼︎サイズ： 高さ:約13cm:上の口径:8 cm:底の径:7.7 cm:幅(雪口と取っ手を含む) :23cm